突然その日はやってきた

先日、私の通勤快速号のトリシティ125のマフラーから異音がした。

突然その日はやってきた


えっ!なに???

と、車体の下をのぞき込むとマフラーが折れていた。


たぶん、どこかでマフラーをぶつけたようだ。

突然その日はやってきた

実は、トリシティのマフラーは、ヤフオクで買ったSP忠男の高級マフラー
でも、取付用のステーが折れていて、激安で購入し、親父に留め具を親父に鉄板で作ってもらったモノ

そこが折れたかなぁ~???


で、折れてしまったが、新しいモノを買うほど豊かな生活を送っていないので
またまた親父に

「マフラーが折れた!」「修理できる?」
と確認したところ、

「買えば高いから、直してやるよ!」
と修理を開始してくれた。

突然その日はやってきた



実は、親父は、末期の癌で、医者からはもういつ亡くなっても…
と言われている。

でも、元気に毎日仕事をしている。

突然その日はやってきた


昭和世代はスゴイ。

そんなことに感動しながら、溶接しては、グラインダーで磨き
また溶接しては、磨く
という作業で
マフラーをくっつけてくれた。

突然その日はやってきた


KTMなら、こんな修理では心配だが、通勤用スクーターなら、これで充分。

なおって、よかった。よかった。



と、終われば良かったのだが、



まさか、



これが、親父の最後の仕事になった。


亡くなってしまったのではないのだが、

親父が、この後、寝込んでしまった。
そして、目覚めたら、痴呆症になっていた。




ショックだった。

認めたくはないが、


もう数字が読めない。
今、何時か分からない。
何曜日か?なんて、分かるわけがない。

いつかは来ると思っていたけど、突然、やってきた。


同じ話を何度もする。

毎日、変な夢の話をしてくる。

そのうち、夢と現実がゴッチャゴチャになった話をしてきた。



時々、正常に戻る時があるので、
その時に、「もう仕事は無理だから、作業場をかたずけるようにした方が良い」
と親父を説得。


50年所有していた
マツダのR360クーペも処分する覚悟ができて、買っていただける方に引き取ってもらった。

突然その日はやってきた


運ばれていくR360クーペを見ている親父が寂しそうだった。

突然その日はやってきた


あとどれくらいあるかわからないが、色々と話ができるうちに話をしておこうと思う


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